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中古住宅の購入 内覧編

不動産屋に声を掛けたり、ネットで不動産情報を取得する準備ができたら、あとは良い物件が出てくるのを待つことになります。

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とりあえず見に行く

ボクは、不動産屋からの連絡やネットで良さそうな物件を見つけたら、とりあえず軽トラを走らせてすぐに見に行きました。

つまり、実際に自分の目で確認するわけです。

これは、現在住んでいるところと希望している引越し先が近いからこそできることですが・・・。
あ、あと自営業で時間の自由がきくからでもありますね。

すると、ネットの写真で見るだけでは分からないことが分かります。

だいたいネットに掲載されている写真は、物件が良く見えるように写されています。

でも、実際に自分の目で見てみると、「これは、ダメだ」と思う物件がほとんどでした。

実際に見に行ってダメだと思ったことを挙げると、

  • 傾斜地に建っていてがけ崩れの危険性がある
  • 築年数の割に外観の痛みが目立つ
  • 家の隣が墓地
  • 近所に牛舎があって匂いが気になる
  • 隣の家がゴミ屋敷
  • 家へ行く道路が狭すぎる
  • 家の前がプラスチック工場で健康被害が気になる
  • 道路より低いところに家が建っているので風水的にダメ
  • 住宅が密集していて窮屈
  • 敷地が広すぎて管理が大変
  • 家の敷地のすぐそばにお地蔵さんがあるのでダメ
  • ここは、ダメ(妻には分かるらしい、ボクは感じないが)

逆に、写真ではパッとしない物件が、実際に見てみると案外良いこともありました。

現場に足を運んで、物件を自分の目で見るということは、とても大切です。

内覧をしてみましょう

実際に自分の目で見て、物件の外観や周りの環境が気に入ったら、内覧をしてみましょう。

不動産屋に頼めば、物件の中を見せてくれます。

億劫がらずに何件も内覧すると、物件を見る目や相場観を養うことができます。

その際、チェックする項目をあらかじめ頭に入れておいてから内覧をすると良いです。

後の価格交渉のときに、値引きをする理由にもなります。

チェックする箇所

  • 家の外側
  • 床下
  • 壁・天井
  • 押入れ
  • 設備品

家の外側

基礎や外壁に亀裂がないかチェックしましょう。

外壁を手でなぞってみて、手が白く汚れるのは塗り替えが必要なサインです。

基礎と地面の境目を見て、緑の薄い苔が生えている場合は、水はけが悪く湿気が多いと考えられます。

湿気が多いと建物の傷みが早まります。

床下

床を足でどんどんと踏みしめて、床下の状態を確認します。

足で踏みしめたときに、戸棚やドアのガラスなどがガタガタ揺れたなら、床下になにか異常がある証拠です。

束が浮いていたり、シロアリの被害がある可能性があります。

キッチンに床下収納を設けてあるなら、床下収納ボックスを取り外して床下を覗き見ることができますので、確認してみましょう。

室内

天井や壁にシミ・雨漏りの跡がないか確認しましょう。

合わせて、壁の亀裂も確認。

押入れ

押し入れを開けて、床の状態をチェック。

押し入れは湿気がこもりやすいので、痛みやすい箇所です。

床板がぶかぶかしていないか、押し入れの中にカビが生えていないか確認しましょう。

設備品

エアコン、風呂場の設備、トイレ設備などの動作確認をしましょう。

家の売却理由を聞きましょう

なぜその家を売ることになったかの理由を聞くことも忘れずに。

転勤や子供の独立で広い家は不要になったという理由ならば、問題は無いでしょう。

問題なのは、マイナスな理由で売却するということです。

例えば、近所とトラブルがあるとか、災害に弱いとか、なにか事故があったとか。

そのような理由で売却するという物件の購入は、もう一度考え直したほうが良いかもしれません。

そういえば事故物件は、不動産屋がちゃんと伝える義務があると聞いたことがあります。

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