手作りレシピ

オオスズメバチの焼酎漬け 作りかたと効能

オオスズメバチは、1日に50~100kmも飛びます。

あの小さな体で、そんなにも長い距離を飛ぶことができる秘密は一体なんなのでしょうか。

そんなエネルギーを秘めているオオスズメバチから出るエキスにも、すごいパワーがありそうです。

オオスズメバチ

スズメバチトラップの近くに来たオオスズメバチ

ボクは養蜂業をしているので、オオスズメバチは良く見かけます。

オオスズメバチを間近で観察すると、まるで超合金で出来ているロボットのようです。
そして、その精巧な作り物のような造形美に目を奪われてしまいます。

オオスズメバチ焼酎漬けの効能

オオスズメバチの焼酎漬けは、以下の効能があるとされています。

  • 疲労回復
  • 滋養強壮
  • 不整脈
  • 高血圧
  • 虫刺され

1日に、さかずき一杯飲むのが適量です。

ムカデに刺されたときに痛みが引いた

妻は、ムカデに刺されたときこれを塗ったら、痛みが軽減されたと言っていました。
その前にムカデに刺されたときは、何も処置をしなかったので一晩中痛くて痛くてしょうがなかったそうです。

これらの薬効は、オオスズメバチの毒に多種類の必須アミノ酸が含まれていることからのようです。

余談ですが妻はムカデが怖いので、ムカデの季節になるとムカデ用の蚊帳を吊って寝ています。
うちは家の中にムカデがたくさん出てくるのですよ。

オオスズメバチの抽出エキスを使用した商品

そんなオオスズメバチの抽出エキスを利用した商品もありますね。

例えばヴァーム。たしかアスリートが多く利用していたような。

オオスズメバチの毒の成分とメカニズム

オオスズメバチの毒には、以下のものが含まれます。
Wikipedia参考

  • ヒスタミン-炎症作用を持つ
  • 神経毒-量が多いと呼吸不全や心肺停止の原因となる
  • ペプチド-アナフィラキシーショックの原因となる
  • タンパク質-アナフィラキシーショックの原因となる

これらの毒物は、速やかに皮下組織に拡散し、さらには血管系を通じて全身を巡り、免疫系や神経系の情報処理機構を攪乱します。
そして、激しい痛みや免疫系の混乱による急性アレルギー反応(アナフィラキシーショック)を引き起こします。

ボクは、スズメバチに3回刺されたことがあります。

刺されたときの痛いこと、痛いこと。
焼き火箸を刺されたような痛さという表現がありますが、まさにそのくらい痛い。

その痛さが数十分から数時間続いて、数日間は刺された場所の皮膚がパンパンになります。
手のひらを刺されたときは、手のひらがパンパンに腫れて手が握れなくなり、肘くらいまでもパンパンに腫れました。

オオスズメバチ焼酎漬けの作りかた

オオスズメバチをホワイトリカーに生きたまま漬け込みます。
死んでしまったものはダメです。

オオスズメバチを生きている状態で焼酎の中に入れると、毒を焼酎の中に吐き出します。
このオオスズメバチが吐き出す毒に人間に有益なものが含まれているのです。

オオスズメバチの捕まえ方

オオスズメバチ

スズメバチ捕獲器に入ったオオスズメバチ

  • 捕虫網で捕る
    ミツバチを襲いに来たオオスズメバチを虫取り網で1匹ずつを捕まえて、それを特大ピンセットで掴み焼酎の中に入れていきます。
  • スズメバチ捕獲器から捕る
    特大ピンセットで捕まえて取り出します。

オオスズメバチを捕まえるためのおすすめピンセット

このピンセットは30cmの長さがあるので、オオスズメバチを掴むときにも安心感があります。

また、ピンセットの先が曲がっているのが良いんです。
スズメバチ捕獲器からオオスズメバチを出す時に、この先が曲がっているのが重宝します。

スズメバチ捕獲器の隅の方にいるオオスズメバチも、容易に取り出すことが出来ます。

8年物のオオスズメバチの焼酎漬け

オオスズメバチの焼酎漬け

8年物のオオスズメバチ焼酎漬け

オオスズメバチを焼酎に100匹以上入れて、8年ほど経過したものです。
エキスが十分に抽出されて琥珀色になっています。

先日、鴨川でお世話になっている人が、不整脈と高血圧で最近身体の調子が良くないと言っていたので、500グラムビンに小分けして差し上げました。

これを飲むことに寄って、少しでも改善されれば良いのですが。

最後に

人間は不老長寿、健康、美容のために、薬効のありそうないろいろなものを探し、食べていますね。

そういえば、鴨川に住む80歳を越えた女性(小学校の元校長先生)は、マムシの肝を好んで食べているそうです。
その女性が、マムシの肝をもらっている現場を何度か見ました。

「またマムシが捕れたら、持ってきてちょうだいね。マムシの肝は、若さの秘訣なのよ。」と言っていました。

80歳を越えたとは思えないくらい元気な女性なのです。マムシパワーなのだろうか。

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