自分で作ったどぶろくは、最高に美味しいですよ。
ボクは日本酒はあまり好きではないのですが、自家製のどぶろくは別。
グイグイ飲める。
何でだろう?
材料は米だけなので、添加物は一切なし。
イーストやヨーグルトも使いません。
また、自家製どぶろくは火入れをしていないので、酵母がたくさん生きている飲み物です。
つまり、自家製どぶろくを飲むと、カラダが喜ぶのかもしれない。
そんなおいしいどぶろくの作り方をご紹介します。
おいしいどぶろくの作り方
大雑把に書くと、次の工程でどぶろくはできます。
簡単ですね。
- 麹を作る
- 炊いた米に水、麹を混ぜて置いておく
- 1週間くらいで、できあがり
麹の作り方
麹の材料
- 米 5合
- 種麹菌 小さじ半分
step
1米を蒸す
米をザルに移して水を切り、蒸し器で25分~30分蒸す。
step
2蒸した米に麹菌をまぶす
蒸した米の荒熱が取れたら、種麹菌小さじ半分をまぶす。(高温だと種麹菌が死んでしまう。手で触れるくらいなら大丈夫。)
麹菌が全体に均一になるように、両手で混ぜる。
step
3お湯をセット
発泡スチロール箱にお湯を入れた鍋を置く。
お湯の温度は冬60℃、夏50~55℃にする。
step
4種麹をまぶした米を鍋の上に置く
鍋の上に麹菌をまぶした米を置く。
うちでは、おひつのフタを利用。
step
5フタをして温度計をセット
発砲スチロールのフタに穴を開けて、温度計を差し込む。
麹の温度は、36℃~40℃に保つようにする。
step
6できあがり
丸1日後、切り返しをする。
およそ丸2日で完成。
出来上がった麹は、7合に増えている。
これで、どぶろくの仕込み2回分の麹。
残った麹は、パックに入れて冷蔵保存できる。
麹の温度を保つために、お湯を頻繁に変えなければいけないかなと思いましたが、実際には朝、昼、晩とお湯を変えるだけでOKでした。
朝起きてみると、麹の温度が35℃を切っていますが、ちゃんと麹は出来ます。
あまり温度管理に神経質にならなくて大丈夫です。
メモ
白米の代わりに玄米でも麹はできます。
玄米麹でどぶろくを作ってみたのですが、ちゃんとどぶろくができました。
玄米麹だと、より栄養がありそうな感じがします。
種麹菌の購入方法
麹を作るときに使う種麹は、ネットで購入しています。
麹作りが面倒なら麹を買ってどぶろくをつくりましょう
麹作りは難しくないのですが、仕込んでから温度管理をして2日間掛かります。
時間がない、面倒だという人は、まず市販されている麹を購入して、どぶろくを作るのも良いかもしれません。
麹を使ってどぶろくを仕込みます
材 料
- 米 7.5合
- 麹 3.5合
- 水 1.8リットル
【仕込み】
7.5合の白米を炊いて、出来た麹を半分と水1.8リットルを入れる (炊きたての熱々に入れて大丈夫。水で温度が下がるので)
毎日混ぜて、1週間くらいで完成
その後、日が経つにつれてアルコール濃度も上がっていくようです。
出来上がったどぶろくは、ザルや布で濾しても良いし、そのまま飲むのも良し。
ボクは、そのまま飲むことが多いです。
どぶろくの保存方法と飲み方
できたてのどぶろくは、まだ発酵が続いているので炭酸ガスが発生します。
酵母が生きている証拠です。
ですのでビンに入れた場合は、フタを少し緩めてください。
そうしないとビンが割れたり、フタが飛んで、中身がこぼれる事があります。
冷蔵庫に保存すれば酵母の活動が弱くなるので、中身がこぼれることが少なくなります。
また、冷やして飲むとより美味しく飲めるような気がします。
ビンに入れたどぶろくを飲むときは、ビンのフタを少しづつ開けて炭酸ガスを逃がすようにしないと、どぶろくが溢れ出してくるので注意しましょう。
自家製どぶろくのアルコール度数はどのくらい
ボーメ比重計で図ってみたら、10~12度くらいのアルコール度数がありました。
飲んでみると、ビールよりも酔えるし日本酒ほどは強くないという感じなので、そのくらいのアルコール度数なのでしょう。
酒粕の利用方法
どぶろくを絞った場合の酒粕も、捨てないで利用しましょう。
次のような利用方法がありますよ。
- 粕汁にする
- 砂糖と塩を入れて、野菜を漬ける
- 砂糖と塩を入れて、肉や魚を漬ける
- 砂糖を入れて、甘酒風の飲み物を作る
また、酒粕を使い切れない場合は、冷凍保存もできます。
冷凍すれば、使う分だけポキッと折って使えるので便利です。
アルコール発酵する前は、飲むヨーグルトみたいでおいしい
仕込んでから3日頃、まだアルコール発酵してないときは、まるで飲むヨーグルトのようになります。
コレが、めちゃくちゃ美味しい。
初めて作ったときは、おいしくて朝昼晩と食事のたびに飲んで、結局アルコール発酵する前に飲んでしまいました。
これは、お酒が苦手な人にも好評です。
アルコールがまだ発生してないので、子供も飲めます。
どぶろく作り方のまとめ
ご覧のように、想像しているよりも簡単にどぶろくは家庭で作れます。
自家製のどぶろくは、正真正銘の添加物は一切なしで酵母が生きているのものができます。
これをお店で購入しようとしても、かなり難しい。
添加物を使っていなくても、火入れはしているから身体に有益な酵母は死んでしまいます。
だから、美味しくて酵母が生きているどぶろくを飲みたいと思ったら、自分で作るしかないのです。
どぶろく作りに参考になる本
どぶろくを作るのに、下記の本を参考にしました。
いろいろなどぶろくの作り方が載っていて、とても参考になります。
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