ミツバチを置いている里山からあけびを採ってきました。
春にあけびの小さい実を見つけてから、収穫を楽しみにしていたのでした。
今日、あけびの実を見に行ってみると、実が紫色になり、ちょうど採り頃のようでした。
あけびの採りかた
あけびはツル性の植物で、他の木にツルを巻きつけて成長します。
そして、実は高いところに出来ます。
高枝ハサミを使用して、高いところにあるあけびの実を採ります。
また、高枝ハサミでうまく採れないところは、木によじ登って手で採りました。
あけびの収穫時期はいつごろ
あけびの収穫時期は、果実全体が紫色になり、果実に弾力が出て、縫合線部分が白くなった頃です。
あけびの実の横中央にある縫合線部分が白くなっていますね。
ちょうど良い時に収穫出来ました。
今回収穫したあけびは、人間の手が入っていない自然のなかで成長したもの。
もちろん、無農薬・無肥料。
皮の表面が綺麗ではないけれど、野性感あふれるあけびです。
緊急連絡用に携帯電話は忘れずに
1人で作業をするときは、携帯電話を忘れずに。
もしも何かあって、動けなくなってもSOSを発信出来るように。
たまに、イノシシの罠を見かけるときがあります。
万が一、その罠に掛かってしまったら・・・。
ボクはあまり人が来ないようなところで仕事しているので、蜂場から離れて山に入るときは必ず携帯電話を忘れないようにしています。
あけびの実のおいしい食べ方
あけびの実は、そのまま生で食べます。
実はゼリー状で、口に含むとほんのり甘いです。
昔の子供は、遊んでいるときにあけびをおやつ代りに食べたということを聞きました。
砂糖の甘さに慣れた今の子供は、あけびのほんのりとした甘さだけでは満足しないだろう。
あ、種は食べないほうが良いですよ。
口に実をたくさん含んで、種も一緒にバリバリ食べたのですが、にがーい。種は苦い。
しばらく、喉がイガイガして変な感じが続きました。
だから種は食べたりしないで、口から吐き出しましょう。
あけびの皮のおいしい食べ方
あけびは実だけでは無く、皮も食べられます。
皮は捨てないで、美味しく食べてくださいね。
あけびの皮を天ぷらで食べる
【作り方】
- 皮を洗って、キッチンシートなどで水気を取る
- 1cm幅で切る
- 衣を付けて、油で揚げる
食べてみると、中はトロトロ。
これは、生まれて初めての食感。
少し、苦い。だけど美味しい。不思議な味。
娘は、苦くて美味しくないと言う。
そうだろう、これは大人の食べ物だ。
あけびの皮の味噌炒め
【材料】
- アケビ
- 味噌
- はちみつ(砂糖)
- 酒
【作り方】
- あけびの中身を取り除いて、1cm幅くらいに輪切りします。
- フライパンで、油で炒めます。
- 酒で伸ばした味噌を入れ、さっと炒めます。
荒熱が冷めたら、はちみつを足して甘味を加えます。
(はちみつは、高熱になると栄養素が壊れるので)
出来上がり!
ほんのり苦くて、大人の味。
ゴーヤの味噌炒めに似ているかなぁ。
ゴーヤよりも苦味はマイルドで、食感は柔らかい。