【西洋ミツバチの飼育方法】蜜蜂飼育届の提出方法とはちみつ販売時の保健所への届出について

ミツバチを飼ってみたい。

自給生活に目覚めたら、誰もが思うことではないでしょうか。味噌、醤油だけでなく甘味料も自分で作れたら嬉しいですよね。そのうえ、はちみつがあればお酒(ミード)、お酢も出来ちゃいますよ。味醂の代わりにもなるなぁ。

でもちょっと待ってください。2012年までは、趣味の養蜂は届出の義務はありませんでした。しかし、2013年からは養蜂振興法が改正され、それ以前は「業」として飼育している人が届出の対象でしたが、趣味の範囲で飼育している方も届出の対象となりました。

これは西洋ミツバチだけではなく、日本ミツバチを飼育している人も届出をしなければなりません。

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蜜蜂飼育届の提出方法

ミツバチを飼育するすべての者(趣味での飼育等 を含む)は、毎年1月中に飼育届を提出する必要 があります。

「蜜蜂飼育届」は、いま住んでいる場所を管轄する都道府県に提出します。最寄の保健所に問い合わせてください。

以下に該当する場合は届出不要です

  • 農作物などの花粉交配のために、必要な期間のみ一時的に飼育する方
  • 研究室など、密閉構造の飼育管理設備で飼育する方
  • 巣箱や巣洞等を設置しないで、野生の二ホンミツバチの自 然巣から、蜂蜜等を採取するだけで、二ホンミツバチを飼育 していない方

はちみつを販売

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自給用と思ってミツバチを飼育していても、自給では消費できないくらいたくさん蜂蜜が採れたときは、どうしましょうか?

養蜂って儲かるの?

ミツバチは働き者ですから、上手に飼育すれば1箱で100kgくらいの蜂蜜を生産することも可能になります。すごいですねー。

あ、そこのお父さん。いまソロバンはじきましたね。そう、捕らぬ狸のなんとかというやつ。1kg、4000円で販売すれば、ミツバチ1箱で40万の売上。10箱もあれば、400万!

机上の計算では、そうなりますねー。養蜂って儲かるんだなって、思っているのではないでしょうか。うーん、どうなんだろうか。計算通りにいけば儲かる感じですよね。

養蜂の現実は・・・

実際に飼育してみると、10箱飼育して10箱とも100kgづつ採蜜できることは、まずありえません。優秀な蜂群もあれば、ダメな蜂群も出てきます。

あと、養蜂は重労働ですよ。蜂蜜がたくさん溜まったときは、巣箱の重さは20kを越えます。その重い巣箱を上げ下ろしして、1日中作業します。腰を悪くしている人も、たくさんいます。腰を保護するベルトをして仕事している人もいますよ。

採蜜時は、2,3kある蜜枠をブンブン上下に振ってミツバチを落とします。1日に何百枚とやると、腕が筋肉痛になります。

炎天下での作業は、修行です。長袖・長ズボン、それに頭からスッポリ被る面布の重装備。もう汗はダラダラで、長靴のなかは汗が溜まるほどです。

養蜂を始めての数年間は、毎年採蜜シーズンは5kg体重が落ちました。養蜂ダイエット、痩せますよー。最近は、要領がよくなってきたので、そんなには体重は落ちなくなりました。

はちみつを販売するのに届出は必要なの?

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結論を先にいうと、はちみつを販売する場合、保健所への届出は必要ありません。

以前、蜂人舎ではちみつを販売するうえで、保健所に勤務していた友達に聞いたのですが、届出は必要ないということでした。

来月から無印良品で、蜂人舎のはちみつを販売するにあたり、もう一度保健所を訪れて確認してみたのでした。

やはり、はちみつは販売するにあたり、保健所への届出は必要ないとのことです。はちみつは、野菜などの農産物と同じ扱いなのです。加工していない農産物ということで、届出の義務はないのです。

ジャム、漬物、半加工品も届出の義務なし

加工していてもジャム、漬物は、保健所への届出は必要ないそうです。

ジャムは、砂糖をたくさん使い、高温処理しているので腐りにくいからという理由。漬物は、発酵食品なので、腐りにくいという理由から保健所への届出は必要ないということでした。

「その他に、届出の必要がない食べものはありますか?」と勉強のため聞いてみました。

すると面白い答えが返ってきました。「半製品」は届出の義務はないそうです。たとえば、油で揚げる前のコロッケ、メンチなど。最後の調理を消費者がする食材は、届出の義務はないのです。面白いですね。

結局、販売している食品で食中毒などの事故が起きないようにするのが保健所の仕事ですので、最後の調理を家庭でする場合は、食品の販売業者は責任を取らなくてもいいのですね。

「そのへんのところは、アバウトなんですよね。ゴニョゴニョ」と応対してくれた保健所の担当者は、頭を掻いていました。

【2016.03.05追記】

蜂蜜おじさんからコメントを頂きました。

昨年2015年4~5月に法改正が有って、はちみつの販売には保健所への営業開始届が必要とのことです。

蜂蜜おじさん、ご指摘有難うございました。

一昨日、鴨川保健所へ行ったときには、届出は必要ないと言われました。漬物、ジャムも法改正はあったのだろうか?はたまた、半製品は?

ということなので、販売する際はお近くの保健所で確認してください。

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4 件のコメント

  • こんばんは

    始めまして、養蜂を趣味でしている蜜蜂おじさんです
    ブログは西洋蜜蜂の素人養蜂家です
    販売には昨年4~5月に法改正が有りまして
    蜂蜜の販売には保健所への営業開始届が必要です

    何時も楽しみに見ております

    蜜蜂おじさん

    • 蜜蜂おじさん
      コメント有難うございます。

      >販売には昨年4~5月に法改正が有りまして
      >蜂蜜の販売には保健所への営業開始届が必要です

      そうなのですか、情報有難うございます!
      たいへん勉強になりました。
      桑原周之

  • はじめてコメントします。
    Salam Honey と言います。

    千葉県御宿町で養蜂をやっています。2010年に始めました。
    現在4群で、超零細な規模です。
    収穫したハチミツは、直売所に出したり、御宿町の「ふるさと納税記念品」として
    扱ってもらっています。

    「蜂蜜の販売には保健所への営業開始届が必要」

    これは初耳です。
    ちょっと調べてみなければ。

    「蜂人舎」さんのブログはなかなか興味深いですね。
    これからもちょくちょく訪問しましょう。

    私たちのブログは「はちみつで朝食を♪」(アメブロ)です。

    • Salam Honeyさん
      コメント有難うございます。

      >「蜂蜜の販売には保健所への営業開始届が必要」
      先日コメントで教えてもらいました。2015年に法改正があったということです。

      「はちみつで朝食を♪」を拝見しました。
      ご夫婦で養蜂をされているのですね。いろいろ工夫されているところも参考になりました。
      また、ブログに訪問したいと思います。
      桑原周之

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