読書感想

自営業の老後や年金が心配ならおすすめの本

自営業者の自分としては、なんとも興味をそそられるタイトル。
アマゾンkindleストアで購入して、一気に読んでしまいました。

「マンガ自営業の老後」上田惣子著

フリーランスが、死ぬまで幸せに生きるために、
いま、できることのすべて

みんなが苦手な年金や税金の話を
超絶わかりやすく体感できる実用コミックエッセイ。
老後貧困に陥らないために、そして、死ぬまで黒字でいるために何をすればいいのか。
53歳 超ずぼらイラストレーターが、専門家と先輩の力を借りて、
ギリギリセーフで老後の備えを始めます。

著者は、53歳の女性イラストレーター。
(ボクと同じ年だ、親近感がわく。)

著者は、20代、30代は寝る間を惜しんでバリバリ働いて収入も多かった。
でも40代に入り、仕事がだんだん減っていく。

ある日のこと、貯金通帳に残高が無いことに気づくのです。

「あ、このままではヤバイかも」

そして、今まで考えなかった老後のことを考えるようになるのです。

目次

  • 老後に備えまくっている30代のデザイナー加藤さん
  • 90歳までの生涯収支を計算してみる
  • 65歳フリーライター佐竹さんの暮らしと家計
  • 病気と仕事
  • 年金の専門家田中先生に会いに行く
  • 年金、払いに行ったよ!
  • 自営業だけど家を買う
  • 自営業者の住宅ローン
  • 80代で働くということ
  • 保険のおはなし
  • 大家さんになりたい
  • 一生黒字でいられる会計の知識

やっぱり国民年金は払わなくちゃ

現在、国民年金の未加入は4割。

年金は将来破綻するかもしれないからということで、年金への未加入が増えています。

国民年金は、サラリーマンは給料から天引されますが、自営業者は自分で払わなくてはならない。
だから、自営業者での未加入率は高い。

正直なところ、自分と妻の分で毎月32,000円程度を払うのは大変だ。
これがなければ、どんなに楽か。

知り合いで国民年金を払っていなかったので、国民年金を受給できない高齢者がいます。
彼らは、80歳に近づいた今も、生活のために働いている。

自業自得と言えばそれまでだけど、働かなくても年金が貰えればどんなに楽だろうか。
彼らは、働かなくなったら、その途端に収入が途絶えてしまう。

また忘れてはならないのが、国民年金を払っていれば、障害基礎年金、遺族基礎年金があること。

もしも障害をおって働けなくなったら、障害年金がもらえます。
また、万が一死亡したら、遺族に年金が支払われます。

これは、有り難い制度です。

現時点では、国民年金には入っていたほうが良いというのが、ホントのようです。

将来、年金制度が破綻していない場合、無年金だとツライ。

あと、支払った保険料は全額社会保険料控除となり、所得控除が受けられるのもメリットですね。

自営業者は確定拠出年金、小規模企業共済も考慮すべし

国民年金だけでは、月の支給額は夫婦合わせて満額13万円。
厚生年金では、月の支給額は夫婦合わせて約21万円。

自営業者は、サラリーマンに比べるともらえる年金が少ないので、対策をしなくてはいけません。

そこで考えられるのが、確定拠出年金と小規模企業共済

これは利用しないと損するお得な制度。
誰も教えてくれないので、自分で勉強しないとダメですね。

いま関連する本を買って勉強中です。

まとめ

この本は、すでに年金や節税について知識のある人には、当たり前のことしか書かれていないかもしれません。

でも老後はまだまだ先だと、ぼんやり考えて何も備えをしていない人は、読んで見る価値ありです。
マンガで書かれているので、スイスイ読めます。

ボクも遅まきながら、勉強して実践していこうと思いました。

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